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【成分によるシャンプーの特徴診断】あなたのシャンプーはどのタイプ?

何気なく毎日使っているシャンプーの中身を意識したことありますか?

中身を知ることであなたが使っているシャンプーの特徴がわかります!

この記事では美容室のシャンプーと市販のシャンプーの違いなど含めて解説していきます!

こんな方におすすめ

  • 自分のシャンプーがどんなものか知りたい
  • 自分にあったシャンプーを知りたい
  • 髪をしっかりケアしたい

この記事を書いた人

【はやなむ】

東京、NZを経て三重1店舗を経てひとりサロンをオープン。

美容師歴16年、オーナー歴2年目。

マンツーマンで寄り添った仕事を大切にしています!

シャンプーの特徴

市販とサロン専売品の違いを分かりやすく解説!

シャンプーを大きく分けると

ドラッグストアなどで買える「市販品」

美容室で買う「サロン専売品」に分けられます。

 

まずはそれぞれの特徴を比べてみましょう!

市販品のメリット

  • 価格が手頃
  • どこでも買える
  • 種類が豊富
価格が手頃

市販品の最大の特徴は価格が安いこと!

近年、徐々に高い商品が出ていますが、

サロン専売品と比べると十分安いので買いやすいですね!

 

どこでも買える

ドラッグストアやスーパー、ネットなど買える場所が多いのも市販品の特徴です!

思い立った時に購入できるし、定価より安く買いやすいのも嬉しいですね!

 

種類が豊富

試しに楽天で「シャンプー」と検索してみました!

検索結果はなんど64万件以上!

すべてが市販品ではないですが、この数には驚きですね!

自分にあったものを探すには苦労するかもしれませんが、

ラインナップが豊富なのも嬉しいところです!

 

市販品のデメリット

  • 洗浄力が強すぎる
  • 髪質に合ったものが選べない
  • 内部補修が苦手
洗浄力が強すぎる

市販のシャンプーのほとんどが石油系シャンプーといって

洗浄力が強いものが使われています。

洗浄力が強いのでトリートメントやコンディショナーを剥いでしまい

栄養や色素(カラー)が抜けやすくなります。

 

髪質に合ったものが選べない

市販品は基本的に幅広い方に対応できるように作られています。

逆を言えば、何かに特化したシャンプーではないので

髪の悩みを解決しにくいです。

似たようなシャンプーがたくさんあるので、数ある中から選ぶのもなかなか難しいところです。

 

内部補修が苦手

リンス、コンディショナー、トリートメントはそれぞれ特徴があります。

ざっくり説明するとこんな感じです。

  • リンス・・・・表面のツヤ出し
  • コンディショナー・・・・表面補修、ツヤ出し
  • トリートメント・・・・表面、内部の補修

一概には言えませんがこんなイメージでいいと思います。

 

市販されているものは基本的にリンスかコンディショナーです。

なので、市販品では内部補修は難しい。

つまり、カラーを頻繁に繰り返していたり、同時にパーマやストレートパーマなど

ハイダメージの髪には対応できないので注意しましょう。

 

サロン専売品のメリット

  • 洗浄力が弱く、補修成分がしっかり入っている
  • 髪質に合ったものを選んでもらえる
  • デザインの幅を広げてくれる
洗浄力が弱く、補修成分がしっかり入っている

サロン専売品は市販品に比べて洗浄力が弱めなものが多いです。

お湯で6,7割の汚れは落ちると言われているので

そもそも強い洗浄力は必要ありません。

もちろん補修成分も入っているので

トリートメントをなるべく剥がさず、栄養を入れていくことで

カラーやツヤを保つことができます。

 

髪質に合ったものを選んでもらえる

市販されているものもありますが、基本的に美容室で購入することになります。

あなたの髪質やライフスタイルを把握した上でプロがシャンプーを選んでくれるので

髪質に合ったシャンプーに出会う可能性が格段に上がります。

 

最近はカウンセリングを重要視して、ネットに流れないような取り組みをしているメーカーも増えています。

せっかく良いものを買うなら、ぴったりのものを選びたいですよね。

 

デザインの幅を広げてくれる

シャンプートリートメントは日々の汚れを落とすこと、髪や頭皮を綺麗に保つことが目的ですが

しっかりヘアケアをすることでいろんなデザインを楽しめるようになります。

 

例えば、ブリーチをしている方はストレートパーマを断られる可能性がかなり高いです。

理由はどちらもダメージの高いメニューなので髪が耐えられないかもしれないから。

 

そろ
でも今までしっかりケアをしていて、これからもケアできる方なら可能なこともあります。

ダメージでパーマが広がってしまう場合も、ケアができればしっとりまとめることも可能です!

 

このようにケアをすることで出来ることが増えるので

いろんなヘアスタイルにしたい方こそ、ケアにお金をかけた方が良いです!

 

サロン専売品のデメリット

  • 価格が高い
  • 美容室でしか買えない
価格が高い

市販品と比べてかなり価格が高いです。

理由は良質な成分を使っているから。

または、市販品が安い成分を使っているからです。

 

ほかにもSDGsも考慮されてきているので

容器が瓶になったり、アルミを使うようになったりと

コストがかかってしまう部分も出ています。

 

美容室でしか買えない

ネットで購入できるものもありますが、

基本的には美容室でしか買えません。

 

特に比較的新しい商品はその傾向が強く

美容室・メーカー・ディーラーで契約が必要なものが増えています。

 

 

【永久保存版】成分早見表でチェック!

これで簡単!あなたのシャンプーはどのタイプ?

シャンプーの内容成分を見たことはありますか?

横文字だらけで見るのもイヤになりますが

成分内容の上位5つほど見ていただければ大丈夫です!

 

そろ
お使いのシャンプーをお手元に用意していただいて

一緒にチェックしていきましょう!

 

【永久保存版】成分チェック表!

  • 高級アルコール系シャンプー・・・・ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na
  • αオレフィン系シャンプー・・・・オレフィンスルホン酸Na
  • アミノ酸系(グルタミン酸系)・・・・ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Na
  • アミノ酸系(アラニン系)・・・・ココイルメチルアラニンNa、ラウロイルチルアラニンNa
  • アミノ酸系(グリシン系)・・・・ココイルサルコシンNa、ラウロイルサルコシンNa
  • タウリン系・・・・ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルタウリンNa
  • タンパク質由来・PPT系・・・・ココイル加水分解コラーゲンNa、シルクNa
  • アルカリ石鹸系・・・・オレイン酸Na
  • 酸性石けん系・・・・ラウレス−3酢酸Na

 

まだまだ意味わからないですよね!

それぞれをわかりやすく解説していきます!

 

高級アルコール系シャンプー

高級アルコール系の特徴

洗浄力が強く、泡立ちもいいですが

皮脂やトリートメントを剥ぎすぎるので

美容師としてはオススメできません。

カラーパーマも落ちやすいです。

市販シャンプーの代表的な成分。

こんな方におすすめ

  • 頭皮や髪に問題のない方
  • なるべく安価に済ませたい方
  • カラーやパーマをしていない方

 

αオレフィン系シャンプー

αオレフィン系の特徴

高級アルコール系と同様、洗浄力が強く泡立ちもいいですが

比べると頭皮への刺激が少し優しいです。

それでも強いシャンプーなので、

頭皮の乾燥やかゆみのでやすい方は控えることをオススメします。

こんな方におすすめ

  • 高級アルコール系と同様の方
  • 安価に済ませたいが多少頭皮を労りたい方

 

アミノ酸系(グルタミン酸系)シャンプー

アミノ酸系(グルタミン酸系)の特徴

髪の主な成分であるタンパク質(アミノ酸)由来の成分なので

髪にも頭皮にもとても優しいシャンプーです。

洗浄力や泡立ちはそこそこ。

比較的高価な成分になります。

こんな方におすすめ

  • カラーやパーマをされている方
  • ボリュームが欲しい方
  • 高価でもしっかりとケアしたい方

アミノ酸系(アラニン系)シャンプー

アミノ酸系(アラニン系)の特徴

髪の主な成分であるタンパク質(アミノ酸)由来の成分なので

髪にも頭皮にもとても優しいシャンプーです。

適度な洗浄力がありしっとりした仕上がり。

こんな方におすすめ

  • カラーやパーマをされている方
  • 高価でもしっかりケアしたい方
  • 頭皮の油分が気になる方

アミノ酸系(グリシン系)シャンプー

アミノ酸系(グリシン系)の特徴

髪の主な成分であるタンパク質(アミノ酸)由来の成分なので

髪にも頭皮にもとても優しいシャンプーです。

優しい洗浄力と静菌性(細菌を殺さず、増やさない)が特徴です。

こんな方におすすめ

  • カラーやパーマをされている方
  • 高価でもしっかりケアしたい方
  • 泡立ち、洗浄力が欲しい方(スタイリング剤をよく使う方)

タウリン系シャンプー

タウリン系の特徴

頭皮や髪に優しい低刺激なシャンプー。

ボリュームが出にくく、ふんわりしづらい。

こんな方におすすめ

  • 頭皮が敏感な方
  • カラーやパーマをされる方
  • ボリューム、ふんわり感が必要ない方

タンパク質由来・PPT系シャンプー

タンパク質由来・PPT系の特徴

コラーゲンやシルクのタンパク質を分解したポリペプチドを元に作られるシャンプー。

ポリペプチドは髪のタンパク質と同じなのでタンパク質補充に最適。

低刺激で優しく、頭皮や髪のタンパク質に近いので親和性が高いが高価なことが多い。

こんな方におすすめ

  • カラーやパーマを頻繁にされる方
  • ハイダメージの方
  • 傷みやすい方

 

アルカリ石けん系シャンプー

アルカリ石けん系の特徴

洗浄力も強く、アルカリ性なので頭皮への刺激があります。

髪に吸着しやすく、硬くなりやすい。

こんな方におすすめ

  • ナチュラル派で石けんを使うことににこだわりがある方
  • 頭皮が強い方

 

酸性石けん系シャンプー

酸性石けん系の特徴

アルカリ石けんを改良したもの。

酸性なのでアルカリよりは刺激少なめ。

高級アルコール系に似ている。

こんな方におすすめ

  • 石けんを使うことにこだわりのある方
  • 石けん系の中でも優しいものを使いたい方

まとめ

オススメはアミノ酸系・タンパク質由来系

美容師としてオススメできるのは「アミノ酸系」「タンパク質由来系」です!

もう一度成分を確認しましょう!

アミノ酸系

  • ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Na
  • ココイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンNa
  • ココイルサルコシンNa、ラウロイルサルコシンNa

タンパク質由来・PPT系

  • ココイル加水分解コラーゲンNa
  • シルクNa

これらがメインで入っているシャンプーは美容師としてオススメです!

カラーやパーマ、トリートメントの持ちをよくするために

洗浄力の優しいものが最適です!

特にハイダメージの方はタンパク質由来系が合うと思います!

 

オススメできないのは「高級アルコール系」「αオレフィン系」

美容師としてオススメできないのは「高級アルコール系」「αオレイン系」です!

この2つの成分もおさらいします!

高級アルコール系

  • ラウリル硫酸Na
  • ラウレス硫酸Na

αオレフィン系

  • オレフィンスルホン酸

これらの成分が入っているものはオススメできません!

ともに強い洗浄力を持つのでカラーやトリートメントを剥いでしまいます。

カラーやパーマをしていなくて、頭皮や髪質に問題がなければ良いかもしれませんが

それ以外は要注意です!

できれば使用しないことをオススメします!

 

情報も大切だけど使用感も大切に!

良いものを見ればキリがないですが

自分がどんな効果のシャンプーを使っているのかを知ることも大切です!

その上で使用感を自分で確認しましょう!

 

くれぐれも他人にすすめられたものを鵜呑みにするのはやめましょう!

それぞれ髪質も違えばヘアの履歴も違います。

ライフスタイルも違えば普段のケアも違う。

 

自分で知識を得て、使用感を確認する。

もしくはプロに相談するのがオススメです!

 

ぜひ!参考にしてみてください!

 

 

  • この記事を書いた人

そろ

ひとりサロンオーナーをしている「そろ」です。 キャンプ、サップなどアウトドアを家族で楽しんでいます。

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