皆さんはマーダーミステリーをご存知でしょうか?
最近ではYouTuberのヒカルが飯田祐基の新会社「これからミステリー」を創業して話題になっているので
聞いたことある方もいるかもしれません。
中国では約2700億円の市場規模を誇るゲームとして話題になっています。
この記事ではそんなマーダーミステリーについて解説していきます。
マーダーミステリーとは?
マーダーミステリーとはこんなゲーム
マーダーミステリー(通称マダミス)は殺人事件を題材にした推理ゲームです。
人狼ゲームに物語がプラスされたような作りになっており、参加者はこの殺人事件の容疑者の一人になりきってプレイしていきます。
マダミスの登場人物にはそれぞれに名前、性別、性格、人間関係などが書かれたキャラクターシートというものが用意されており、
参加者はそのキャラクターになりきって発言行動をして事件の真相を解き明かす、そんなゲームとなっております。
ですが、これはゲームですので勝ち負けが存在します。
ここがまた面白いところで、各キャラクターにはそれぞれミッションが与えられており、ゲーム終了までにクリアできたミッションの分だけ点数がもらえる仕組みになっています。
例えばあなたが犯人役を引いた場合、自分が犯人だとわからないように嘘をついて追及を逃れることがミッションの一つになるでしょう。
それぞれのキャラクターがミッションをクリアするために発言していくため、誰が嘘をついているのか、どんな思惑があるのかも推理しながら進めていくことになります。
どんな結末が待っているのか、推理小説を自分の身をもって体験できるという唯一無二のゲームです。
マーダーミステリーの起源
マーダーミステリーは20世紀の初め欧米で親しまれたディナーパーティーゲームだと言われています。
今では中国で劇的な進化を遂げ、代表的なボードゲームへと昇華しました。
日本にもその波は2019年頃から届いており、コロナ禍を経てボードゲームだけでなく
オンラインでも楽しめるシナリオが普及しさらなる進化を遂げていっています。
なぜマーダーミステリーが人気なのか
マーダーミステリーがなぜこんなに中国で人気なのか、なぜ今注目されているのか。
その理由を解説していきます。
人生で一度きりしか遊べない
マダミスは1度遊んでしまうと内容がわかってしまうため、そのシナリオは人生で一度きりしか遊べません。
参加者それぞれが登場人物を演じ、それぞれの解釈のもと発言、推理していくゲームなので
一期一会で集まったそのメンバーだからこそ生まれたストーリーを体験できるというのは唯一無二!
始まりと結末は決まっているものの、その間の部分を自分たちが作っていくというのは他では味わえません。
物語への没入感はどの体験型ゲームにもないので全く新しい刺激を得られることが人気の理由のひとつです。
役者として他人になりきれる
マダミスは登場人物になりきることで物語を進めていきます。
誰かを演じるなんて文化祭の劇以外ではなかなかないことではないでしょうか。
それをみんなでゲームとして演じるので上手いも下手もなく純粋に楽しめてオモシロい!
セリフも決まっていないので覚えることもないし、あなたならではの解釈が物語をより面白くします。
マダミスなら普段あまり喋らない人とも話すいいきっかけになるかもしれません。
臨場感たっぷりのライブ感のあるゲーム体験
マダミスは敵も味方もわからない中、互いを探り合うゲームです。
それぞれの発言や行動を考えながら前に進んでいくドキドキハラハラする体験はマダミスだけです。
小説やサスペンス好きの方なら、そんな世界に入れるわけですからハマらないわけがありません!
エンディングを聞いて、みんなであーだこーだいうのも楽しみの一つになりますね。
マーダーミステリーの遊び方
ここまで解説してきましたが、まだどんな風に進めていくのかイメージが湧かない方も多いでしょう。
ここからは基本的なゲームの進め方を解説していきます。
1 事前準備
マダミスは1つのシナリオを終わらせるのに1、2時間かかるものがほとんどです。
たくさん話したり、頭を使うので飲み物やおつまみがあるといいでしょう。
演じるのが恥ずかしい方はお酒を入れるのもいいかもしれません。
また、進行役のゲームマスターも必要なのですがこれは経験者がいればその方にしてもらうのがいいでしょう。
もちろん、登場人物と兼任しても大丈夫です。
まずは楽しむための準備をしていきましょう!
2 ルール説明
マダミスはシナリオによってルールが異なります。
ゲームマスターの説明をしっかり聞いてゲームに臨みましょう。
初めての方はここで不安や話からにことはちゃんと解決しておきましょう!
3 配役・キャラクターシートの読み込み
参加者がどのキャラクターを演じるかはここで決めていきます。
年齢、性別、職業など様々ですが、自分に近いキャラクターを選んだり、なりたいキャラクターを選んでいくとより楽しめるはずです。
慣れてきたら、別の性別や性格のキャラクターを演じるにも面白いかもいしれません。
配役が決まったら、その人しか読めないキャラクターシートが渡されます。
ここには事件前後の行動などより具体的な内情が書かれているためしっかり読み込んでいきましょう。
この内容をもとに発言行動をし、ミッションをこなしていくことになります。
他にも持ち物などもあるためしっかり確認しておきましょう。
4 議論スタート
ここまでの準備ができればいよいよ物語がスタートします!
ストーリーを読み終えたら「会話」と「調査」を繰り返し進めていきます。
会話
他のキャラクターと協力して情報交換をしていきます。
自分だけの情報ではそれぞれの行動がわからないため、事件の全貌が見えません。
積極的に話をしていくことが不可欠です!
会話には「全体議論」と「密談」の2つがあり、
全体議論はテーブルを囲んで全員でオープンに話していきます。
密談は全体で話す前に少人数で口裏を合わせたり、交渉して議論を有利に進めることができます。
調査
現場の状況やそれぞれの持ち物を調査することで、新たな情報を手に入れることができます。
怪しいと思う人を調査して情報を引き出しましょう!
その情報は全体に共有してもいいし、秘密にしても大丈夫です。
5 投票・エンディング
議論が終わったら犯人だと思う人へ投票を行います。
紙に書いたり、指さしたり方法は自由。
その結果で自分たちだけのエンディングを迎えることができます。
シナリオはここで終了です。
6 解説
ゲーム終了後にゲームマスターから事件の全てが明かされます。
シナリオによっては犯人が一人だったり共犯者がいたりとどんでん返しの結果が待っている場合もあります。
参加者のみんなでどう切り抜けていったかなど心理戦を振り返るとなお盛り上がります。
2度目はできないので思う存分、感想を言い合ってまた別のシナリオを楽しんでいきましょう。
マーダーミステリーはどこできる?
ここまで読んでいただいた方はすぐにでも仲間を集めてやりたくなっていると思います。
マーダーミステリーを遊ぶ方法は大きく2つです。
店舗型マーダーミステリー
マーダーミステリーを行う店舗があるので実際に来店して遊ぶ方法です。
全てを知り尽くしたゲームマスターが進行してくれるので思う存分楽しむことができます。
店舗ならではの雰囲気や演出もあるので、より没入感のある体験ができるでしょう。
ただし、ほとんどの店舗が予約制を取っていますので事前予約を忘れないようにしましょう。
マダミスはシナリオによって参加人数がある程度決まっているので
店舗のスケジュールを確認して予約しましょう。
もちろん、仲間内で参加することもできるし、個人で参加して初対面の人たちと楽しむこともできます。
同じ興味を持つ方が集まるので気が合う仲間が見つかるかもしれませんね。
有名な店舗を紹介しておくので興味ある方はチェックしてみてください。
Rabbithole
Rabbitholeは都内6店舗、大阪1店舗を構える代表的な店舗型マダミス店です。
テレビや雑誌にも掲載されるほどのお店で、Youtube企画でも使われています。
出張サービスもあるのでいろんな遊び方ができます!
公式HPはコチラマダミスHOUSE
マダミスHOUSEは渋谷・名古屋・大阪梅田・福岡天神の店舗展開に加え、オンラインでも楽しむことができます。
マダミス専門店ならではのオリジナルタイトルなど新たなタイトルもどんどん追加されていきます。
貸切イベントや出張イベントも可能でいろんな楽しみ方ができます!
公式HPはコチラロストプロダクト
ロストプロダクトは都内2店舗、大阪1店舗を展開しています。
通常の殺人事件はもちろんですが、ファンタジーモノのラインナップもあり
よりいろんな方が楽しめるのではないでしょうか、
コチラも貸切、出張公演も可能です!
公式HPはコチラ
パッケージ版シナリオを購入する
店舗型は都心部にしかない場合がほとんどです。
ですが、パッケージ版を購入することでどこでも遊ぶことができます。
パッケージ版は主にオンラインで購入が可能です。
オススメをいくつかご紹介します!
人狼村の祝祭 7−8人用
■ ストーリー
人狼伝承の残る小さな村。
古から続く祝祭の翌朝、旅の商人の死体が発見された。
死体はおぞましくも殴られ、毛髪をむしられ、喉の肉をえぐられていた——
あたかも人狼に襲われたかのように。
村では2ヶ月前にも鍛冶屋の妻が同様の死体となって発見されている。
これは本当に人狼の仕業なのか?
王都から派遣された騎士はどこに消えた?なぜ占い師がふたりいる……?
【セット内容】
・ルールブック×1冊
・設定書×8冊
・調査トークン×32個
・部屋カード×32枚
・聞きこみカード×10枚
・教会カード×2枚
・特別な手がかりカード×2枚
・注釈カード×2枚
・エンディングブック×1冊
そういうお前はどうなんだ? 3−6人用
●ストーリー
とある高校で学園祭が盛大に開かれた。そんな楽しい宴の終盤、学園に伝わる七不思議になぞらえた、殺人事件がおこってしまった!
しかしその場にいた全員、妄想力と言い訳だけが達者で、推理能力はゼロ! もちろん犯人が誰かわからない。重要なのは犯人を見つけることではない、妄想を膨らませ犯人はこいつだと決めつけることだ!
【セット内容】
・キャラクターカード:12枚
・死体の第一発見者カード:1枚
・キャラクター設定カード:12枚
・事件カード:8枚
・被害者設定カード:20枚
・暴露カード:48枚
・エンディングカード:8枚
・サマリーカード:4枚
・学園カード:8枚
・説明書:1冊
そういうお前はどうなんだ?をチェック週末の殺人鬼 2人用
●ストーリー
すべてのはじまりは、7年前の夏休み。
小さな田舎町の6人の中学生が町に伝わる昔話「火降りの鬼騒動」を自由研究のテーマとすることにし、昔話に関係する廃寺を訪れていた。
しかし、そこで6人の中の1人である少女、ルリが謎の死を遂げる……事故死として片付けられたルリの死から7年。
当時、一緒に廃寺を訪れた5人は、それぞれの道を歩んでいたが、ルリの墓参りのために、ふたたび田舎町に集まることになる。
折しも、近隣の都市では、犠牲者の手足を引き千切るという残忍な犯行を繰り返す「週末の殺人鬼」が出没し、人々を震え上がらせていた。
果たして、「ルリの死」の真相は? 「ルリの死」と「週末の殺人鬼」には、どんな関係があるのだろうか?
本作では、5人のキャラクターを、2人のプレイヤーで担当することになります。どんな仕掛けになっているかは遊んでみてのお楽しみ。
この謎と運命は、きっとあなたを驚かせることでしょう!
ヒカル殺人事件〜シュプラスの秘密〜 5人用
●ストーリー
「――今緊急で動画を回しています。ヒカルが死にました」
チャンネル登録者500万人突破記念ライブ配信中、ヒカルは突如として死んだ。
彼が経営するシュプラス社社員以外立ち入れないオフィスの中で。
なぜヒカルは死んだのか?誰が、一体、どうして?
混乱の中、真相を探るべくシュプラス社員たちは捜査を始めるのだった。
遊びながらスキルが身に付く
マダミスは遊びだけでなく、コミュニケーションをとりながら頭をフル回転させるので様々なスキルが身につきます。
遊びでスキルが身に付くなんて夢のようですね!
身に付くスキルをご紹介します。
コミュニケーションスキル
マダミスは相手から情報を引き出したり隠す能力が必須です。
他にも結託、協力するために交渉能力も身につくので仕事にも役立つコミュニケーションスキルが身につきます!
学生も社会人も発言することが苦手という方も多いと思いますが、マダミスで改善されるかもしれません。
状況把握スキル
マダミスは討論を繰り返して、どんどん状況が鮮明になっていきます。
ウソやホントが散りばめられた状況を俯瞰して全体を把握することが必須。
当事者でありながら第3者目線で全体を把握することはなかなか難しいものです。
マダミスではそんな状況下でも対応できる状況把握スキルも身につけることができます!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ゲームといえばスマホが多いですが、マダミスはスマホ触ることも忘れてしまうほどハマるゲームです!
みんなが集まる宅飲みやイベントにも最適です!
今までとは全く違った楽しみがあるのでぜひ一度チェックしてみてください!